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頭蓋骨の響き  響かせようとしなくても、当然響く構造に

こんにちは 

声楽家でアレクサンダー・テクニーク教師の木俣時子です

頭蓋骨は動いている!

頭蓋骨は
20個以上の骨が立体パズルのように
組み合わさってできていて 

しかも1分間に10回くらいそのパーツが
膨張したり、収縮したりするそうです。

その動きによって脳脊髄液をポンピングして
循環させているのですって!
歌や管楽器の演奏において
頭蓋骨が響くことはとても大事なことだと思います。

「咽頭腔」「口腔」「鼻腔」の共鳴についてよく語られます。
これらは 音色 音量 に直接関わるとても大切な部分です。

そこで作られた響きが、体全体を振動させ
周りの空気や壁や床を振動させ 聴衆に届く。

頭蓋骨は音源に近く、大きな骨なので よく響きそう!

 

そこで頭蓋骨は一つの骨ではない という話に戻ります。

 図にあるように 縫合という継ぎ目がたくさんあり
一つ一つのパーツが動いている

声や楽器の振動も隙間があった方が増幅されそうでしょう!

ですから まわりの筋肉をギュッと固めしまったら
もともと ほんの僅かな隙間は.もっとつまってしまうでしょう。

そこで 頭を軽くマッサージして、
ふわっとしてるとイメージしましょう。

頭蓋骨のパーツが自由に振動して
図の様に どんどんその振動が外へ外へと広がっていく と
イメージしましょう。

響きを自分の中に留め確認したくなりますが
そうではなく 外に放して あげましょう。

響かせようと思うと力が入りやすいので

このことを知って当然響く!とかんがえましょう。

 

プロメテウス解剖学コアアトラス(医学書院)より

プロメテウス解剖学コアアトラス(医学書院)より

 

 P.S  子供の頃 頭皮を手のひらでゆすって
   「かつら!」とかやりませんでしたか?

あれ、頭皮を頭蓋骨からはがす感じで頭全体にやってみると
目もとなど 表情がハッキリして
  美容的にもいい気がしてます!

 

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