“MRI Video of Soft Palate Movement”
という動画を見つけました。
「軟口蓋の動きのMRIビデオ」ですね。
こちらでは
NGポジションや
BRITISHのA、FRENCHのO、など
色々な ア の発声時の口の中が見られ興味深いです。
★1 ドイツ語のNGエンゲーの発音は
んを奥でいう感じの発音で
舌の奥を盛り上げ、軟口蓋の奥を下げ
気管から上がってくる息が口に行く道をふさぎ、
その結果息は鼻にのみ流れいきます。
★2 BRITISHのA (深めのアに聞こえます)
軟口蓋を高くし、うしろの壁につけています。
その結果息は口にのみ流れいきます
★3 フランス語の鼻音
軟口蓋を舌にも壁にもつけていません。
その結果 息は口と鼻の両方に流れ息ます。
鼻抜け
管楽器を吹く時には息をすべて楽器に吹き込みたいので
鼻抜けをきらいます。
(ブレスの持ちも悪くなるし、音色もパリッとしないので}
上図でいえば★3がその状態ですね。
軟口蓋を高くして鼻抜けを防ぐ というのは
★2のように軟口蓋を後ろの壁につけるということでしょう。
そうすれば息が鼻に抜ける道が塞げます。
軟口蓋を上げる、口の中を広くする
声楽や合唱で 軟口蓋をあげて!口の中を広く!
というのも★2のようなことを指しているかと思います。
軟口蓋が下がっているより口の中の息の通り道は広くなります。
言葉によって息を鼻から抜く
日本語の発音で考えてみましょう
★1の様に
舌の奥と軟口蓋をつけることがあるでしょうか?
・鼻濁音で が、ぎ ぐ げ ご といってみしょう。
例えば元気の げ ではなく、何気(なにげ)のげです。
げ と言った時の口の中の動きを観察しましょう
んーと言う様に舌の後方を口の天井につけて
鼻から息を抜いてから え と言っています。
・な行の発音なら
舌先を天井につけて
・ま行、ば行なら 唇を閉じて
息を鼻から抜きます。
これらは、子音で起こり、母音に影響することですね。
★3は フランス語の鼻音となっていて
母音自体の発音で息を鼻から抜きます。
この様に歌詞がある歌を歌う時は
言葉によって軟口蓋や舌を使って
息を鼻に抜くことがあります。
ところで鼻腔共鳴について考えたいのですが
息を鼻に通して鼻から抜かなければ
鼻腔共鳴はないのでしょうか?
それについては次のブログで書くことにします。
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