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響く声を求めての思い違いやモヤモヤから脱出!

10年以上声楽を習っている50代女性 ~5回のグループレッスン

初めに書いて頂いたお悩み

① 歌っているうちに重心が上がり気味で、
特に高音は顎に力が入り喉元も締め付け、喉で音を調節してしまう。

② 母音(特にa o u)が 浅くなってしまう。

③ 横隔膜を下げたままの状態を保ちにくく、
長いフレーズはブレスが続かない。
また声にボリュームが無く、メリハリのある歌い方ができない。

④ 鼻腔共鳴が上手くできずに、ハミング、特に高音でのハミングが苦手。
また”後頭部を開ける”という感覚と共にジラーレする為の身体の使い方も上手く掴めない。

身体を解放して少しでも楽に歌えるようになりたいです。
どうぞ宜しくお願い致します

初見

声を聴かせて頂くと、性格が真面目なこともあり
お悩みに書いて下さったことをやろうとするがため、
色々不必要な力が入ってしまっている。

特にお腹周りが固まり勝ちで呼吸が浅い

舌を引き込んでしまうため声がこもる

処方箋

まずは不必要な力を抜く。
その力というのはお悩みに書いて下さったことを改善しようとするあまり
入っている場合も多いので、
ここではそれを気にしなくて良いことを前提としましょう。

・腰椎を反らせた立ち方(反り腰)をやめ、お腹を柔らかく使う

・舌と顎の構造を図や骸骨さんを見てザックリ把握し、
ゆるめる練習をする

実践

声を出しやすい(息を吸いやすい)姿勢を体験するため椅子に座る。
両手で太もも、ひざ、すね、足首と摩りながら声を出す。
反り腰の反対で腰を丸く屈める動きです。
手や足も振動して自分の発声に協力しているとイメージする

これによって大分力が抜け声が出しやすく、大きくなりました。

「えっ 何で?」ご本人の感想です。

その体験の後立ち上がります。

立つと腰が反りやすいので
「胸を張る、とか良い姿勢」と言うのを辞めて程良いバランスで立ちます。
ポイントは膝の裏を固めずむしろ少し曲がっていてもいいくらいにします。

そこで「おーい」と遠くに呼びかけてみます。

★お悩みの中に「横隔膜を下げた状態を保てない」と書かれてました。
横隔膜は吸気筋でそれを吐く時に使うことで 
息の出過ぎにブレーキを掛ける というのは正しいし
ある程度無意識にやっていることと思うのですが、
これを頑張ってやろうとすると“いきむ”様な筋肉の使い方になり
上半身全体に力が入り易いのです。参考記事はこちら

まずは息を吐く時にお腹が引っ込むという自然な動きを練習します。

歌恵さんの場合反対になっていました。これも間違いではないのですが
まずは基本の動きが出来ることが大切です。

日常から腹直筋の下の方を緊張させている様だったので

夜寝る前など布団の中で10回でいいから
吐く時にお腹が引っ込む呼吸をすることをお勧めしました。

レッスンでは膝を屈伸しながら
体を捻る運動をしながら声を出しました。
綺麗な声でなく幼稚園生の様に天真爛漫に。

これらのことで大分 楽に気持ちよく歌うことができました。

感想を書いて下さいました

充実したレッスンをありがとうございました。

お教室で身体の構造を学び、マッピングし、
歌の筋肉の使い方等々教えて頂く中で、
自分が “響きを求める”という途方もない”迷路”の中で、
むやみやたらにもがいていた事に気付かされました。

やっと沢山の思い違い(まだまだ有りそうですが…)のモヤモヤが晴れ、
その巨大迷路から頭では脱出できたものの、
直ぐには身体が順応できずに残念なのですが、
のびしろがまだあると信じたいところです。

先生のレッスンで感じましたのは、
何がどう良いのか悪いのか、
その都度「今の良い‼」等など、テンポ良くご指摘下さり、

その上、その時々の生徒の感覚をとても大切にして下さる事に感激しました。
その自身の感覚を確認、反芻させながらご指導下さる事、ありそうでなかった事と思います。

但し、いざ自分の事となると、
身体の中で何がどう起こっているのか瞬時に把握できず歯痒かったりするのですが。

「学ぶ」は「真似ぶ」から来ていると言いますが、
先生のテンポの良いレッスンで、口伝で正に真似ているうちに、
いつの間にか身体の力みも取れ、
気付いたら良い方向に向かっていたという事も驚きでした。

生徒に合わせて、沢山の引き出しの中から様々なツールを使って
成果を引き出す様子を拝見・拝聴できたのは
グループレッスンならではの醍醐味で、大変興味深いものでした。

長時間のレッスンを 本当にありがとうございました。
今後も好きな歌をのびのびと楽しみながら、
自身も進化して行けたら嬉しく思います。

 

 

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