何でだろー。
ある日のレッスンでのこと。
生徒さんの両肩が少し後ろに引けてるように見えたので
私 「両肩を前側で寄せるような感じで腕組みして歌ってみましょう」
生徒 2小節くらい歌ってニヤニヤ。
何小節か歌ってもらい
私 「どう?」
生徒 「歌い易いし、声もよく出てる気がします」
私 「私にもそう聞こえるわ。」
生徒 「どうしてこんなことが…?」
私 「腕や背中はどう変わったのかしら?」
生徒 「肩甲骨が少し離れて前に来てる…」
私 「そうよね。最初は
少し肩が後ろに引けて肋骨のあたりに緊張があったかも。
いわゆる胸を張ったいい姿勢でした。呼吸はどう?
生徒 「楽になったように感じます」
ずーと昔は前足だった腕は体の前側で使う様に
デザインされているそうです。
肋骨には丸みがあり、そこに乗っている肩甲骨、
上腕骨はそこから出ています。
両腕を無理なく広げると 真横にあげるのではなく
10度くらい前になるそうです。
腕を組むことによって少し無理をしていた背中が
楽になり、呼吸がしやすくなったのだと思います。
声を出すことが楽になると、歌うのが楽しくなり
音楽も生き生きしてきます。
さあ!ここからレッスンしましょう!
(これはもともとこの生徒さんがやってたことからの変化で、
誰にでも効果がある分けではないと思いますが、
気をつけ教育のおかげで当てはまる人は多いかも…
興味があればお試しください。)
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