こんにちは。
声楽家,アレクサンダー・テクニーク教師
木俣時子です
「コンクール」と聞いた時どんな思いが広がりますか?
ワクワク、ドキドキ、よい結果が出た時の感動
悪い結果だった時の落胆、
思い通りの演奏ができなかった時の悔しさ
コンクールによってその曲が嫌いになったり
音楽そのものに興味がなくなったりするのは
あまりにも残念です!
音楽がくれる喜びを思い出そう
コンクールであれ練習であれ
音楽そのももがくれる喜びを知っているはずです。
だからがんばって練習し この舞台に立っているのですよね!
美しい音、ハーモニー、共演者との心の通い合い、
盛り上がっていく時の高揚感...
舞台に立てるって何て幸せなんでしょう!
コンクールで舞台に立ち客席を見た時
これを思い出せるといいですね。
それには練習が必要です。
本番のつもりで通す練習をする時からやってみましょう。
思い出すことがらも、タイミングも
決めてしまってもいいと思います。
練習どおり?
この本番に向けて何度となく練習をしてきました。
ですが本番は練習と違います。
何が違うでしょう?
舞台の明るさ、広さ、客席、
審査員が審査をしていること...
これらを無視していつも通りと自分に言い聞かせても
脳は混乱します。だっていつも通りじゃないんですから。
いつもとは違う環境に反応し
ドキドキしたり、のどがカラカラになったりしてるんだな。
と受け入れましょう。
そしてこの状況でどこまでできるかやれることをやりましょう。
ところで、いつもと同じこともありますよね?
自分の顔や体 いつもと同じので来てますよね(笑)
指は5本あるし、舌や唇もいつものです。
不安になったら触って確かめて下さい。
舞台袖で自分の顔や体に触れることはお勧めです。
そわそわとどこかへ行き勝ちな気持ちを現実に引き止めます。
ずっと練習して来た自分という楽器がそこにあります。
演奏の世界はゆめを与えるものであっても
演奏は現実の中で自分の体を動かして紡ぎ出すものです。
並び順や指揮者がいると言う点ではいつもと同じですね。
バックポケットプラン
人それぞれ演奏において
自分がこうしたいという理想があると思います
本番の演奏が進んで行く中で
うまくいかないこと、失敗もでてくるでしょう。
そんな時どうするか?
落ち込んだり反省するのは
演奏が終わってからでいいすよね。
「アッ音が響かない」と思ったとしましょう。
さあ 次にどうでるか?
練習ではどうするのが効果的だったか?
これは前もって考えておくことができます。
もしもの時のプラン(バックポケットプラン)です。
チャレンジ
演奏は水物。
必ず成功するなんて保障はどこにもありません。
それを承知で舞台に立っていると思うのです。
演奏中に自分を評価して、
今のはよし、今のは失敗...なんて思っている暇もないし
その仕事は審査員に任せておいて
音楽のストーリーや表現をたんたんと進めていけたら。
途中で失敗したという情報が自分から来ても
その場その場に応じて今できることやっていけたら。
結構楽しい演奏になるのではないでしょうか?
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