こんにちは
声楽家アレクサンダー・テクニーク教師
木俣時子です
『ヒモでつながるのはカラダとココロ
1本のヒモが、本来のバランスを取り戻します。』
この記事を読んだ時、アレクサンダー・テクニークみたい!
きっと演奏に役立つと直感し、本を買い試しました。
バランストレーナー小関勲さん考案の「ヒモトレ」。
予想通り 効果がありました!
「声が出てるし、息も入ってくるし…えっ!何で??」
やり方
4~8ミリの平打ちではないヒモを用意します。
(100均のものでOK)
そして下記の様に巻くだけです。
・烏帽子巻き
顔の周りにゆるく巻く(嚥下が楽になる巻き方)
・たすきがけ
ひもで大きな輪を作り、①クロスして手にかけ
クロスした部分を持って頭をくぐらせ
②背中側に持っていく。(脇の下に余裕があるくらいゆるく
ということなので写真より緩い方がいいかもしれません)
① ②
1枚の写真にまとめましたが、
・おへそ巻き
・胸巻き 胸やおへそのあたりにゆるく巻く
巻き方は他にも紹介されていましたが
あまり「こうしなければいけない」ということはなく
「自分に合ったやり方を工夫しよう。」というスタンスです。
「大切なのは強く張ったり、きつく巻かないこと
ゆるさに導かれて
聞こえてくる自分の声に耳をすませて下さい」
とのことです。
私に起こった変化
♪ピアノを弾くと…
・頭が動いて自分全体がついて来てピアノを弾こう
(つまりアレクサンダー・テクニークを使って弾こう)
と思った時、それがとても上手くいき
体がピアノを弾くということに統合されていく感じ
・指がよく回るということはなかった
・音はかなり違って芯を捕らえたような音になったと思う
♪フルートを吹くと…
・構えが楽な感じで長い曲に対するスタミナが出た
・指が回りやすい
・息が吸いやすい
♪歌うと…
・音の移行がスムーズ(レガート)になる
・高音などバタバタせずに出せる(安定してる)
・下半身(腹筋群)との一体感が出る
*色々な巻き方を試しました。
巻いたり外したり別の所に巻いたりしてるうち
外しても巻いている様な感覚が残り
しばらくは効果が持続する気がします
どういうことなの?
本に書いてある文章より。
・ヒモを巻くと、腰、脚など広い範囲の筋肉が
自然に連動し、全身の動員力が高くなるので
楽に動ける
・ヒモトレは等身大の身体や違和感に気付くための
メガネのようなものです。より等身大になったときに、
必要なものや、方向性が見えてくる。
!!!これって、そのまま
「アレクサンダー・テクニークとは…」に置き換えられる
どおりでAT使った時と同じ感覚なはずだ…
*******
ヒモトレは
重いものを運ぶことも多い介護の現場で使われていたり
リハビリに使われたりして効果が認められ
色々な分野に広がりつつあるそうです。
古武術の甲野善紀氏も推奨し、使っているそうですよ。
個人差があるとは思いますが
ヒモ1本でできるので 興味があれば
試してみてください。
ただ今(2023年7月より)レッスンは
楽楽ボイスに集約しております。
まずはメルマガにご登録いただきますと
講座やレッスンのご案内を見ることができます。
プレゼントに 電子書籍も用意しておりますので
下記のリンクより是非お申込みください
メルマガでは、呼吸や体の使い方、
そのためのマインドセット等について
書いています。メルマガ詳細はこちら
楽楽ボイス”時の呼吸”書籍付メルマガ