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呼吸と足~太ももを持ち上げる大腰筋の動きが呼吸に影響する!?

こんにちは。
声楽家,アレクサンダー・テクニーク教師
(仮免実習中)の木俣時子です。

動きながら歌う

声を出す時に

足首、ひざ、股関節を軽く曲げ伸ばし
(スクワットの様な動き)をしながら歌うと

下半身の固まりが解けていいと思います。

生徒さんに歌いながらこの動きをしてもらったところ

右図の様に膝が内股方向に曲がっていたので

左図の様に足指の方向に曲げながら歌ってもらうと

声にかなりの変化がありました。

こんなことで声が変わるのかと
生徒さん自身も私もびっくり!

その理由を考えました。

 


横隔膜と大腰筋

②  

   

①横隔膜を後ろから見たところ

②中間位の断面

③腹壁の前筋と後筋  の図です。

横隔膜といえば
呼吸に大きく関わる筋肉だということはご存知でしょう

その横隔膜に重なる様についている大腰筋

股関節部分の深層にある筋肉で

主な働きは太ももを持ち上げる
足が地についている時はこのブログの最初に書いたような
股関節を曲げることです。

またプロメテウス解剖学(医学書院)によると
股関節を外転する働きもあるようです。

 

声、音への影響

これらの図の
大腰筋と横隔膜との位置関係から
股関節の動きが呼吸に大きな影響を与えそう

だということが分かります。

股関節がぎゅーと緊張すれば

横隔膜にも伝わり動きが悪くなるかもしてません!

私の経験からも
本番の緊張のせいか
どうも息が上手く流れない
という時

ひざを緩め、股関節を動かす
(骨盤を回したりするのも効果的!)

ふっと よくなることがあります。

膝とつまさきの向きを含め色々試してみてください。

*股関節を曲げる動作は(スクワットのやり方にも
よく書かれますが)以外に勘違いが多く曲げてるつもりが
あまり曲がっていないことがよくあります。

その辺はまた別の機会に。

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