こんにちは
声楽家、アレクサンダー・テクニーク教師
木俣時子です。
自分の声(音)が好きですか?
このブログを読んでいるあなたは
真剣に音楽に取り組もうとしているのだと
勝手に想像します。
真剣だからこそ悩むし
音楽の喜びが分からないくらい
上手くいかないことが山積み!
私もよくそんな気持ちになります。
確かにそれは音楽を大切にお思い
その素晴らしさに近づきたい!
仲間や聴衆とそれを分かち合いたい
そんな望みがあるからこその
悩みだとは思います。
でもその望み、理想がとても遠く
よく分からなくなってしまうことあります
そんな時は(そんな時でなくてもいつも)
kindness(やさしさ)から始めましょう。
とキャシー先生は言います。
またあるウィーンの先生は
「アイヲモッテ」(愛をもって)
と何度もおっしゃっていました。
これはどちらも音楽や音に対してという前に
自分に対してやさしさをもって、
愛をもってということなのです。
音楽の本質を考えれば理にかなっています。
だって音楽には溢れる愛がつまっている
たとえそれがどんな表現であっても。
私はそう思うのです。
幼稚園の牧師先生がよく仰ってました。
「好き」は感情 でも「愛」は意志だと。
だからね、自分の声が気に入らないとしても
とうていこの音楽が表現できてないと思っていたとしても
自分への愛をもって声を出してみましょう。
まず、そう決めることです!
歌う時だけ別人になることはできないのです。たぶん…
自分そのもので歌うしかない。
より高いものを目指した時
できない自分がとてもダメに思える
それは向上心の表れであり悪いことではありません。
でもれは悔しいし悲しい。
ダメな自分をみつけるために歌っているのではないはず
自分の表現したい音楽を奏でようと
毎瞬選び直している*姿こそ素敵であり
お客様はそこを見たくて来る
とキャシー先生は仰います。
求めるものがあるのは素敵なことです
大切なのはそれを得るという結果ではなく
そのために努力していく過程なのかもしれません
それこそが音楽なのだと思うし
だからこそ愛をもって楽しく寛容に
自分を受け入れて歌うなら
人が聞いても好感が持てる歌になるんじゃないかしら
例えばきれいな花が咲いてるのを見つけた時
美しい景色が目前に広がった時
「わぁー」って思わず声が出るじゃない…
体も頭の中も開いた感じで。
逆にがっかりした時の「わぁー」は
体も頭の中もしぼんで閉まった感じになっちゃうでしょ?
小さな感動でいいから
単純なところから始められるといいと思います。
「毎瞬選び直す」これは
私が学んだアレクサンダー・テクニークで
よく出てくること。これについてはまたの機会に。
キャシー先生というのは、世界的に活躍されている
アレクサンダー・テクニークの先生です。
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