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姿勢は声に影響する?歌の呼吸がし易く、無駄な力が入り難い立ち方

こんにちは
声楽家、アレクサンダー・テクニーク教師
木俣時子です。

発声について悩んでいる方は多いと思います。

喉周辺。口の中。体を使うことなど。

そんな中姿勢、立ち方について探求することは
あまりない様にも思います。

さて、姿勢は声に影響するのでしょうか?

結論からいいますと

「めちゃめちゃ影響します」

今までレッスンさせて頂いた中で、
前屈をしてもらって戻って声を出しただけで
あまりの自分の声の違いに

「何これ!! 鳥肌たってきた…」と言った方が二人。
どちらもポップス系のプロの方でしたが。

鳥肌という表現でなくても
「全然変わりました!」という方は大勢いらっしゃいます。

レッスンでやる場合は
私が言葉とタッチで多少のサポートをさせて頂くのですが

やり方をご紹介します。

姿勢を整えるエクササイズ

 

、自分の骨格を確認します。

大雑把に言うと①の頭と脊椎に手足がついています。

アレクサンダー・テクニークで大切なのは
頭と脊椎の関係です。

5Kg もある『頭』の動きが体全体の動きに大きく影響するということです。

つまり声や歌にも大きく影響する。

脊椎のてっぺんに頭がのっているのですが
それは自分の中のどの辺でしょう?

脊椎と頭が出会う場所。
だいたい耳の穴くらいの高さです。
首の上の頭というわけですが
以外に高い位置だと思いませんか?

参考記事 頭のマッピングで声が出しやすくなる 

歌うのに適した姿勢は?

、脊椎を耳の高さから前へ前へおくる

目線を自分の鼻先へ向け、
鼻先が鎖骨に向かう(高いところでうなづく)

脊椎を一つ一つ前へ送ることで、
頭のてっぺんが床に向かう。

腕はぶる下げておく。ひざはゆるめておく

足の骨は床から上へ向かい、
骨盤を含めた上半身はぶらさがる。

、少しの間脊椎が伸ばされる気持ち良さを味合う

、脊椎を一番下から積み上げて戻っていく

骨盤の上にゆっくり脊椎を一つ一つ積み上げることで
もとに戻っていく。

、最後に頭が乗る。  以上です。
ここですかさず声を出す!
髪の毛も直さず!

どうしてこれだけで声が変わるのか?

この動作(エクササイズ)によって何が起こるのかは
人によっても違うでしょうし、よく分かりません。

分かるのは、やった後 声が変わることがある ということです。

声を出す時にどういう立ち方がいいかというと
音楽を表現するために必要な
① 呼吸が効率よくでき
② 喉の周りや顎に力が入りにくい立ち方
がいいと思います。

①②のようなことが立ち方に影響するなんて
私もATを学ぶまで思ってもいませんでした!

エクササイズをした後どんな立ち方になるのか?

このエクササイズで上半身をぶる下げ、
頭の重さで背骨をストレッチするところまでは
比較的問題ないのですが、その後

背骨を積み上げるように戻って来る最後
多くの人が行き過ぎてしまいます

すると胸を反らせ、腕も引き気味
いわゆる「気をつけ」
「背すじをピンと伸ばした」良い姿勢になる分けです

でもこの姿勢は背中に負担がかかり
呼吸もし辛いです。

ですからコツとしては
「まだ少し前屈みだな、もう少し戻りたい」と思うところで
とにかく声を出してみてください。

私がサポートする時もここが大きなポイントで
生徒さんにしてみれば
前かがみの様な下を向いている様な感じだと思います。

一般的な良い姿勢「気をつけ」

繰り返しになりますが、
学校などで習う「気をつけ」の姿勢は
(胸を張り背骨を反らせ、
腕も引いて肩甲骨を寄せ気味の姿勢)

呼吸にとって有利な姿勢とはいえないと考えています。

私のATの先生の一人、キャシー先生は何度も来日し
多くのレッスンをする中で
私たち日本人に植え付けられた
これが良い姿勢だという信じ込み」に
強い懸念を示されます。

面白いのは「気をつけ」のさかさま「ツケキヲ」と言われて
「気をつけを」止めた途端
無駄な力みが取れて上手くいったりするのです!

歌う場合も、多くの人が「ここぞ」という高音などの山場でさらに

「気をつけ」の歌いにくい姿勢をとってしまいます。
(良かれと思って、或いは気づかないうちに)
あー私もやっていました…
すると声はでにくいし、強く出せたとしても
きつい音色になってしまうと感じています。

まとめ

骨という構造物を立てるのに、余分な筋力を使わず
バランスよく立つことで
呼吸に必要な筋肉の動きも起こりやすいし
顎や喉を含む色々な所に余分な力がはいりにくい

と私は考えています。
このエクササイズはそのためのものです。

最初にご紹介した方々の声がどんな風に変わったかというと
鳴りがよくなり体中が振動していて
しかも声を出すのが楽 と言う感じでした。

興味があれば試してみてください!

 

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