こんにちは
声楽家,アレクサンダー・テクニーク教師
木俣時子です。
3Bで骨格模型を買った時?もらったクリアファイル。
脊柱の構造 と書いてあります。
脊椎と言うと一つ一つのパーツも指しますが
脊柱というと集合体を指すようです。
前面から見るとまっすぐに見えますが
側面から見ると3箇所にカーブがあるのが分かります。
このカーブが スプリングの役割をし
歩く時などの振動を和らげたり、
頭の重さを分散させたりしてくれます。
図で青く脊椎の間に入っているのが椎間板です。
椎間板は線維軟骨で椎骨にかかる衝撃を吸収し、
靭帯とともに脊椎を保持します。
良い姿勢
「背すじをピンとして…!」
「猫背にならないように‼」
「胸を張って」
など子供の頃に言われいませんでしたか?
これを守ろうとすると
腰を反り、両腕を後ろに引く(肩甲骨を寄せる)形に
なるのではないでしょうか?
① ② ③
①腰を反らして
②胸を張る(両腕を引く)
③腰を反らすのをやめ、胸を張るのもやめる
②の様な姿勢を良しとするかもしれませんが
背中やみぞおちに かなりの緊張を感じ
首の後ろや顎も窮屈です。
膝の裏側もギュッと力が入っています。
③はその緊張を緩めているので
大分 楽です。
①②に比べると少し重心が後ろに行ってますね。
今の私には③が一番息が入り歌いやすい立ち方です。
これが普通になるのには何年んもかかっているのですが…
そしてこれからも変わっていくでしょう。
私にとってのアレクサンダー・テクニーク
やり方としては
上図の脊椎 一つ一つのパーツがチョコチョコ動いて
頭とのバランスをとります。
頭が動けば体も動き、体が動けば頭も動く。
(当たり前か…)でも頭は5Kg、とても重いのです!
それとバランスを取るため脊椎は常に微細に動きます。
その動きを意識的に積極的にするのが
今のところの私のアレクサンダー・テクニークです。
つまり写真の③です。
演奏時の姿勢
歌や管楽器では
呼吸をしやすい姿勢にしたいですね。
つまり沢山吸えて、吐きたいだけ吐ける。
それには①や②の様な緊張はない方がいいと思います。
ただ、私もそうでしたがその立ち方が当たり前になっていると
別に腰を反らして立っているとも思わないかったり、
多少気づいていても、それによって
筋肉がギュッと緊張し、呼吸し辛くなっているなんて
思ってもいない場合が多いのです!
でも、一度楽な立ち方(脱力`するわけではない)を覚えると
声が変わったり、高い音がすっと出たり
日常生活でも
「仕事でずっと立っているのがすごく楽になりました」
という生徒さんもありました。
写真について
写真は動きの中の一瞬を抜出したものです。
分かりやすいですが、形に囚われてしまいやすいです。
正解の形なんてないのです。
人間は常に動いていますから。
呼吸もしてるし、瞬きもするし、心臓も動いている。
これらのことによって微細な動きが起きているのです。
形と思った途端固めてしまうでしょ。
だから動きとかバランスととらえてほしいのです。
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